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2017年10月

増山 均 先生 講演会②

「子育て」に大切なことは、体験と理論です。

 

子どもと一緒にいて発見したことを蓄積していく事が体験です。

 

理論の一つとして、「育てる」についてです。

「育」が付く熟語を4つあげてください。

 

一番に頭に浮かぶのは「教育」だと思います。

学習権です。

これはとても強い力で、学校に行くようになると親の頭の中は「教育」でいっぱいになります。ピークは高校受験。高校のランキングや偏差値で子どもを判断してしまう。

子どもは数字じゃないけれど、子どもの可愛さは変わらないけれど、数字の判断で「この子はダメなの?」となってしまいます。

子どもの捉え方が一面的になり、子どもの見方が曇ってしまう。

これだけで子どもを判断しない為に、

 

まずは、「養育」。

生活権。生活を安定させるものです。

養育の中には、

・「食育」

生活の基本です。栄養バランス、孤食をさせないなどいろいろありますが、何よりも食卓の雰囲気が大切です。

・「眠育」

子どもが安心して眠れるということ。そういう場所があるということです。

・「気育」

家庭の雰囲気がいいということ。家に、その場所にいたいと思える雰囲気。これは親に責任があります。旦那さんのせいにしたり子どものせいにしていても変わりません。自分から変えないといつまでたっても変わらない。

子どもは遊びに行ったりして他の家庭をみるといい。我が家と比較することも大切です。

 

もう一つは、「遊育」。

文化権。『遊び、あそびは子どもの主食です。』

あそびの中に子ども同士が育ち合う力があります。

大人が作った上手にあそばされている時間ではなく、本当の子どものあそびの時間が大切なんです。

無駄でいい。

意味なんかなくていいんです。夢中になって今やりたいことをやる。それを体験する事が大切なんです。

生活の中に「あそび」の部分がないと、人がギクシャクします。車にも、ハンドルやアクセルに遊びがあるのと同じです。

 Img_6766

最後のもう一つ、「甦育:そいく」

甦生権。もう一度やり直す権利です。

思春期が子育てで一番大切な時期です。

失敗しても、躓いてもいい。もう一回やり直せばいいんです。失敗させないのではなく、失敗しても もう一回やり直せる。それでも大丈夫。という育ちが大切です。

学校は健全育成を期待するところです。ということは、そうでなければ「健全でない子」というレッテルが貼られる。

でも、みんなそうだと思いますが、清く正しく美しく生きる事ができないのが人間です。

経験のない子が悪いことをするのは当たり前なんです。

1回の事でレッテルを貼るんですか?

1回の事でレッドカードですか?

躓いたり失敗したりする中で、反省して立ち直ることが大切なんです。

そのチャンスを保障することが「甦育」です。

 

子育ては、なるべく長い物差しを当てて、子供を育ててください。

長い時間の流れで見れば、そんなに騒がなくてもいいことはたくさんある。

その時にしかできないことを、大きな目で見ることが大切です。

 

2時間の楽しく、考える講演会でした。

子どもの権利条約につながる、入門の基礎のお話でした。

増山先生ありがとうございました。

増山均先生 講演会①

去る1016日、通常総会の基調講演として、早稲田大学文学学術院教授 増山均先生にご講演いただきました。

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タイトルは

『子どもを育てる文化浴と人間浴~想像力とアニマシオンに注目すること~』

タイトルから、難しい話かもしれないと身構えていたのですが、参加者の年齢層に合わせて「まずはここから考えて学びましょう」と、先生のお孫さんのお話から「子育て」と「育てる」についてお話くださいました。

 

 「子育て」は3つあります。

一つは、「子」どもを「育て」る。

でも、子どもを育てるだけでは大変で、悩んでばかりで、楽しくありません。

 

二つ目は「子」どもに「育て」られる。

子どもの何気ない一言から、「なるほど!」と教えられる事がたくさんあります。

例えば、お孫さんのはるみちゃんが洗車したての車に葉っぱを貼り付け、泥水で絵を描きながら「今、表現してるの!」と、一言。なるほど。

そんな宝石の原石のような言葉をキャッチできれば、子育ても楽しくなります。そして、メモをして、絵も残して(車はすぐに洗ってしまったそうですが)、子育てに役立てる事が大切。写真もいいですが、言葉で情景を残しておく事が、子どもが成長した時に伝えることができて役に立ちます。

 

3つ目は「子」どもたちが「育て」合う。

例えば、異年齢の子どもたちが一緒に遊ぶことによって、また、子ども自身が憧れる子どもを見つけて近付こうとすることによって、子どもは成長します。子ども劇場は異年齢の子どもたちが一緒にあそべるから大切なんです。

例えば、理不尽な子ども同士の喧嘩や要求に子どもが自分で対応し解決することで、子どもは生きて行く力を身につけたり、その場の雰囲気をつかんで身の振り方を考えたりできるようになります。

 

母親の力だけで我が子を育てようと思ったら、辛いし上手くいかない。だから、「我が子の子育て」から「よその子とのかかわりあいで、子どもが自分で育つ子育て」にすることが大切なんです。

トラブルや事件が起きた時に、そのトラブルこそが子供が成長するきっかけになる。失敗は子供が大きくなるきっかけなんです。

 

それから、たまには子どもにとことん付き合ってあげる日にしてください。

大人は簡単に「あとでね」と言うけれど、子どもには「あと」はなくて「いま」しかないんです。

 

→②に続く

明日だね🎃

みんな、招待状は届いたかな?

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明日は、ハロウィンパーティ!

 

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仮装の準備はOK?夜は暗くなると寒いから防寒対策もしっかりと。

お菓子を入れる大きな袋は準備した?

懐中電灯とケーキのお皿も持ったかな?

 

明日は夜の街を仮装して歩くよ。

Trick or Treat!」


総会

去る 1016日 通常総会が雀宮生涯学習センターで開催され、無事終了いたしました。

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新年度の役員並びに運営委員も決まり、新事務局にてスタート!

今年度も「いっぱいのすごい!」をたくさん見つけましょう!

 

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くれよんさんから、感謝の気持ち♡

9月に開催されたおやこキャンプのくれよん公演で、10周年のお祝いを頂きました。

お祝いして下さった子どもたちに、本当にうれしかった感謝の気持ちを込めて、ささやかな手作りのプレゼントが出来上がりました。
楽しみにしていてね。
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15日の劇場運動会

明日10月15日に予定されていた劇場運動会ですが、雨の予報のため中止とします。
残念ですが、よろしくお願いします。

ちいさなげきじょう 2017② とびだせ絵本 

ちいさなげきじょう 2017 第2回は、プレイアドバイザー、演劇アドバイザー、読み聞かせ講師など、さまざまな肩書でご活躍の中市真帆(香味野菜)さんをお招きし、絵本で楽しい時間を過ごしました。

中市さんの読み聞かせが始まると、それまでザワザワしていた会場が静かになり、こどもたちが引き込まれていきます。

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みんな楽しそう!

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中市さんの読み聞かせは、聴くだけじゃなくて、絵本を題材に遊ぼうというもの。
輪になって遊んだり、折り紙を玉にして布の上で転がして遊んだりしました。

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最後はママのお膝で絵本タイム。

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絵本でこんなに遊べるんだとたくさんヒントをもらいました。

ありがとうございました。

総会に向けて

昨日、今日と2日間にわたり平成28年度の会計監査が行われ、無事終了しました。

感じの皆さん、立会人の皆さん、また、会計の皆さんありがとうございました。
10月16日の平成29年度通常総会に向けて準備が進んでいます。
会員の皆様のご参加をお待ちしています。
また、基調講演はどなたでもご参加いただけますので、ご希望の方は事務局までご連絡ください。
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